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小川三夫賢人再び [ココロ目]

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プロジェクトX「幻の金堂・ゼロからの挑戦」〜薬師寺・鬼の名工と若武者たち〜
第25回2000年10月17日放送の再放送


450年前戦火で無となり仮の建物だった薬師寺金堂を5年の歳月をかけて昭和51年4月に再建。
「法隆寺に住む鬼」と呼ばれた西岡常一(つねかず)棟梁が集めた若い未熟な宮大工30人の個々のポテンシャルを発揮させ偉業を達成するプロジェクトです。

BS NHK 再放送?若い宮大工?もしや・・・・ココロ見で対談したあの木の賢人小川三夫棟梁がいるのかもしれないと視聴をした。

https://shamanippon-2012.blog.ss-blog.jp/2013-01-05
2000年収録スタジオには53歳の頃の小川さんが変わらない笑顔と眼差しで24年前の当時24歳の弟子に成り立てで受けた厳しい棟梁の薫陶を語ってた。
ココロ見でもお話ししてくれた「木のアテ」の使い方の原点でした。
西岡常一棟梁→小川三夫棟梁→堂本剛、こうやって継承されて行くんだね・・・・
法隆寺専任の宮大工で地元西岡一門の執念が3歳からの英才教育により西岡常一を「鬼」にした仕事が、法隆寺を通して小川賢人の「修学旅行で高校生を宮大工決意させる」弟子入に門を叩くも一度は断られるがただ一人の内弟子に22歳でなります。

西岡棟梁の人の育て方は「木」と同じで個人の向き不向き性格に合わせた無言の教えだと・・・
西岡棟梁と同じ言葉が小川三夫賢人と剛さんの対談にも出て来ます。

「アテ」木の癖は欠点だけでは無く良点でもある見極めれば活かせる。
その弟子それぞれの特性を生かして「薬師寺金堂再建」は完成しこれからは1000年後鳳凰が羽根を天に広げたソリ上がる裳階(屋根)の姿になる、「鬼」は答えます。
「誰にも見られません」年々重み下がる千年後には設計図通りになる、誰にも確認できません。
うーーんセッションだね。

現在74歳になり寺社建築専門の建設会社「鵤(いかる)工舎」設立し日本全国の寺院の改修、再建、新築しながら後継者の育成をされてます。
それにしても同じ修学旅行で法隆寺を訪れ後に五重塔の心柱の設計、古代人の残した「反り」と「起こり」の優美さを東京スカイツリーのデザインと設計にたどり着く澄川喜一少年がいる。
https://shamanippon-2012.blog.ss-blog.jp/2018-10-20

法隆寺1300年の建築にココロ動かされる高校生澄川喜一少年と小川三夫少年奈良ってパワーです!
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いま、毎日眺める優しく強い東京スカイツリーに力を頂いています。



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