心を動かす理論 [平安神宮奉納]
何が心を揺さぶるのか自分なりに調べてみた。
麻目の浮き上がり模様の紙が貼られた小箱です。麻は日本古来の繊維で綿花栽培が定着(戦国時代後期)する以前のニッポンの主流は麻の繊維の織物でした。特に神道では献上品として捧げられ神官の衣、おはらいに使う幣(ぬさ)の麻苧(あさお)巫女の髪紐など神宮では多数の麻が使われている。麻布に漆を塗り重ね仏像や神事に使うお道具など連想する色「漆黒」はタイトルの刻印に選ばれ「茜色」に映えて美しい。
選ばれた文様は「紗綾型」(サヤガタ)
卍を崩して連続的に繋げた模様、卍は仏教用語で「宇宙」「無限」古代中国では「幸福」「功徳」そこから「紗綾型」は「不断長久」として意味を持つお宮参りのお衣装の絹織物綾子柄で多用されてます。
・不断・・・いつまでもたえない
・長久・・・長く続く
中国の時代劇で見つけた官吏服の紗綾型
三角の金シールは何かな・・・
日本最古の禅寺に残された書に「□△○」があります
・□は枠に囚われた心を一歩踏み出す
・△は座禅を組む姿で仏との一体化の姿
・○は悟り真理、仏性、宇宙全体を象徴
諸説色々あれど自分の心の引き出しに入っていた諸々が理論づけしてますが、調べる知るそして想像するんは楽しからずやです。
自分の狭い宇宙では
四角は茜色の小箱
三角は金色クーさん
丸は銀色五枚の円盤
ということで心が揺さぶられのでした。