必ず必ず月に着くだろう [堂本剛]
7日放送の後輩くんの音楽分析番組から
バラードの名曲として「愛のかたまり」(2001年11月14日リリース)が取り上げられた。
音楽(詩の世界)も個人的な見解が大きいので評論はあくまで評論家(職業音楽作家)の意見でした。
その番組進行の中でバラードの名曲を際立たせるが故に同時発売の曲が比較される編集には困った。
Hey!みんな元気かい?
この歌には「大人になって深く理解できるようになった」と19年の間にファンにはコンサートのMCで,NHKの後輩くんMC番組では伝えられてるエピソードがある。
YO-KING氏の楽曲が生まれた経緯を言葉で聞いたとき自分なりに感情が移入して胸に迫ったのです。
その時に自分が感じたのは闘病で髪が抜け落ち、薬剤で顔が倍にむくみそれでも「声を失う」を諦めなかった清志郎の姿と心の声に聞こえたのです。
Hey,baby元気かい?
愛し合っているかい?
あっちで地上の自分たちを励ましてる清志郎に思えたのです。TVでは一番しか歌われないことで伝わらないけどこの曲の2番3番にこそ真のメッセージがあると。
創作したYO-KING(倉持陽一さん)はソウルメイトな奥様YUKIさんともども清志郎とも深い繋がりがある(2011年5月2日ロックンロールショーに出演)
彼の人となりは剛さんに似ていて時間をかけて心を積み上げていく争わず穏やかな人柄です。
楽曲で繰り返される詩、1番と3番では違う表現を置いたことでも滲み出てる
「いつか必ず必ず月に着くだろう
そこで音楽を聴いて踊ろう」
3番で、必ず必ずと二回繰り返していることの安心感
体は動かすから能動的な踊ろうに変わることの意味
Heyみんな元気かい?歌詞の物語に気がつくのに19年もかかってはしまいましたが「愛のかたまり」と双璧をなす人生の応援歌なのです。
この19年で清志郎を地上で見失い、剛さんではお仕事の大先輩古尾谷雅人さん、根津甚八さん、いかりや長介さん素晴らしい方々を見失い、YO-KING,YUKI夫婦は愛息を失うという時間の経過の中「月に辿り着いた」人たちと同じく、いずれ自分も月に行くだろうとだから「いまを大事にしろ」と聴こえる心情が歌声により刺ってくるのです。もう一つ、カップリングに「見上げてごらん夜の星を」が置いてある、が、残念なことに「ともだち」「涙くんさよなら」の二曲がない、この二つが加わりマキシシングルになっていたらコンセプチャルとしては完璧だなものだったと思うのです。
名バラードは寄り添うカップリングで輝くのです。
Hey! みんな元気かい?
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