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せっせと一貫張が続く [ココロ目]

せっせと箱作り

リサイクル

捨てられる筈の紙パッキンのリサイクル紙で箱を作り書き損じのお習字と能の謡の古本(明治44年刊行)和紙を貼る。
この単純作業が「無心」という良きものを連れて来た。
しかも大好きなクドカン脚本のドラマの舞台がまさに「能楽」物語を調べながらお勉強です。

蓋を作り「箱」にして貼り乾いたら柿渋!第一回目です。

アトマイザー入れ
Oアルバム発売記念1月26日に柿渋を塗った第一回のはかなりいい感じに変色しナメしたような風合いと艶が出てきた。

アトマイザー入れ2
転倒しやすいコロンを入れたアトマイザーの収納箱にする。しゃーまんにっぽんの世界観に似合う!
カード入れ
小さいのはカード収納箱にする、銀魂の世界観に似合う!

知らんかった能で驚いた事
能は650年前の日本のミュージカルです。
音楽と舞と台詞の必要最低限の単純化した背景、小道具にミニマリズムを感じます。
そのことが外国での評価が高い理由なのかな?
いませっせと貼っている演目は「花筐」
花筐.jpg
上村松園作品「花がたみ」奈良 松柏美術館所蔵
https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/shohaku/
主人公 照日の前
場所  福井県越前市→奈良桜井市池之内周辺
時   九月
別れ→物狂い→放浪旅→再会→狂い舞→正気→ハッピーエンドのパターン
この演目は寵愛を得てた皇子が即位し都へ上洛した天皇に女性が恋に狂い皇子の愛用し残していった花入れの籠と文を頼りに舞い踊る話。
再会し正気に戻り天皇の情愛を得てハッピーエンドなのですがどうもみんな女は「狂女」になるという恐ろしい話なのです。奈良の地名が登場する話も多い・・・だ。
蓋を閉めた箱
デンプン糊を塗り古い謡本「花籠」をぺたぺた貼っていると同情で親近感が湧き気の毒にもなります。
上村松園の「花がたみ」の目がトロンとしている意味がよーやく理解できました。

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