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令和のトラさん [ココロ目]

金曜日です

風姿花伝
「俺の家の話」
ドラマ冒頭壽一の「妄想物語」でスタートしている。
なんか・・・山田洋次監督の「男はつらいよ」色が出てきてて昭和の寅さん一家の話かな,寿いちゃんとサクラが主人公だし、
西田敏行と言えば「つりバカ日誌」の平成のハマちゃん家も錯綜するのだ・・・
しかも日本の芸能界の祖、観阿弥、世阿弥、音阿弥のファミリーの話が雛型になっているのも解り出したし、能楽師の方々にはピーンと来るはずです。
実子に恵まれず芸養子にした甥の音阿弥へ一子相伝となるも「風姿花伝」というマニュアル本で後から生まれた我が子にも伝えられた親心が世阿弥の家の話。風姿花伝の名著はこの国の芸能界にも役立つ教本です。
能楽界って室町時代のジャニーズなんだと思ってしまう。
22歳で次のステージを転生を目指すのは現代も同じです。↓
https://endli9cheri12.blog.ss-blog.jp/2008-05-03
現代語訳 風姿花伝

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  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2018/08/03
  • メディア: Kindle版
風姿花伝・三道 現代語訳付き (角川ソフィア)

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  • 出版社/メーカー: 角川学芸出版
  • 発売日: 2009/09/25
  • メディア: 文庫
令和の壽一の「俺の家の話」はどこへ向かうんだろう。
世阿弥の名言「初心忘るべからず」はパワーワードです

21歳から自己を見つめ本当の自分のパフォーマンスを探しだす
「初心忘するべからず」はこの21歳からの夢と現実、苦悩と模索との時代に
見出した方向を「初心」とする
ココで見つけた方向がその後の「表現者」パフォーマーを決定する・・・
と能の観世流の世阿弥著「風姿花伝」の書にもある
(ちなみに10代は若さが人を引きつけ、17歳の声変期にあれこれ変えてみても芸にへこたれ地獄時期になる。21歳で花の或る芸になり、32歳からが老成を目差した芸の道の修行だと。
死の直前に後悔しないため修行に励めと
嫡子に残している)
世阿弥著「風姿花伝」独断偏見の意訳です。

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